教材の選び方

一昔前と比べると、市販の学習教材はだいぶクオリティーが上がったように思います。

私が個別指導塾に勤めていた頃はまだ学習塾用教材のほうがクオリティーが高く、熱心な生徒(正確にはその親)は、塾に通っていなくても塾教材を入手しようとしてあの手この手を使うような方も結構いました。

今でも公立中高一貫対策の教材は学習塾用のほうが信頼が厚かったりはします。
が、普通の中学生の通年ワークであれば、市販ワークで全然問題ないです。むしろ、中程度以下の学力の生徒向けの教材は、痒いところに手が届くものが格段に増えました。

要は、超イージーモードの教材がここ10年くらいで一気に充実しました。
これが何を意味しているのか、考えると怖くなりますけれどね、ニーズに合ったものが作られる訳ですから。

そのイージーモードの教材の中でも、しっかり自力で解くことで学力が定着しやすそうな、とっつきやすい教材を探しましたが、私が気に入ったのは、こちらです。まあ、完全に好みの問題にもなりますけどね、そもそも勉強が好きじゃないか、苦手な生徒がこういった教材に取り組む訳ですから、やる気を削ぐマイナス因子は極力減らしてあるほうが良いわけです。

学力が思うように上がらない生徒の特徴の一つとして、自分の学力に合っていない教材に取り組んでいるパターンが結構多いです。特に塾に通っている生徒に多いです。自分で選んだ教材じゃなく、塾側が準備したものであり、塾で決められているものを機械的に用意している可能性が高いですからね。
それは、オーバーサイズの服を毎日着ているようなものです。袖が長すぎたり、丈が合わなければ、せっかくのブランド服も台無しです。

是非ジャストフィットの服を来て、大いにおしゃれを楽しんでほしいものです。
そういう私は、ウルトラスキニーな教材を選びます。