理念•前編

自営で事業を立ち上げて早10年が過ぎました。

家庭教師学びの杜は2011年創業ですので、12年です。
早いですね。

私の存在を必要としている方や考えを支持してくれている方がいらっしゃるからこその10年の継続です。
本当にありがとうございます。感謝しています。

家庭教師業は、子供たちに直接関わることのできる数少ない仕事の一つです。学校の先生、塾の先生、習い事の先生など、多くの子どもと関われる仕事はありますが、その中で家庭教師の仕事は、対面であれば直接ご家庭にお伺いすることもあり、ただ勉強を教えるというよりも、一歩引いてみると、親御さんと一緒に子どもたちの成長に関わっていける、そして、成長に喜びを感じることのできる、非常にやり甲斐のある仕事です。

では、どういう思いや考えを持って子どもたち或いは親御さんらと接しているのか。
それは、一言でいえば、関わっている方一人一人が幸せになって欲しいと願っているわけです。

では私の考える幸せな状態とはどういった状態なのか。
それは、人が自分らしく生きられる状態であり、そういう人たちが増えることで、果ては、家族が、地域が、日本が、社会が、そのような幸せな人たちの集合体になればと思っています。

では、自分らしいとは?自分らしく生きられる社会とは、どういう社会でしょうか?

これは私の個人的な定義付けですが、

『自分が得意なことや好きなことを自身の創造性を発揮して表現できていて、相応の社会的評価が得られやすい社会』

が自分らしく生きられる社会です。
なので自分はそういう社会に世の中がなることを目指して今の家庭教師業を運営しています。

では、自分らしい表現ができるためには何が必要でしょうか?
そのために必要なのは、以下の2つと考えています。

一つは、
『自分を知ること』です。自分の才能やセンスを知ること。

そしてもう一つは、
『勇気を持って始める・続ける勇気を持つこと』です。そして、そのための努力です。

現状の社会はどういう状態でしょうか。
多くの子どもたちに関わる中で、或いは多くの若者、或いは中高年の方とも関わる中で感じるのは、

やりたいことが見つけにくい
あったとしても諦めから入る
知らない世界に対しての恐怖
勇気を持って挑戦しにくい
あまり目立ちたくない
人に嫌われたくない

と感じている人が非常に多いことに気づきます。

気持ちは分かりますし、私も上記のような気持ちになることがないわけではないので、全否定はできません。でも、このような感情や考えを持つことで、前述の『自分らしく生きられる社会』が遠いものになってしまっていると感じます。

では、なぜこのような感情を持つようになるのか。
一概には言えませんが、以下のものが不足しているからではないかと思うのです。

次の投稿に続く