目的と付加価値

最近の気づき。

目的と付加価値を混同してはいけない。

何故混同するのかというと「何のために」という極めてコンセプチュアルな質問の答えが
目的でも付加価値でもどちらでも答えられるからだ。

例えば何のために勉強するのか?
という質問に対して、受験に合格するためとか給料の良い会社に入るためだと言う。
これは質問の答えにはなっているけれど、勉強する目的ではない。
勉強したことによって得られる付加価値である。

最も受験合格のために勉強しているから目的だと言う人もいるかもしれないが
それは勉強を手段として捉えているからであって本当の勉強ではない。
本当の勉強は手段でなく目的なのだ。

その話はまた長くなるから別の機会にするとして
今ここで言いたいのは目的と付加価値を混同すべきでないということだ。

PDCAにしても成功のサイクルにしてもここで望む結果の部分というのは
目的に対しての計画や行動であって付加価値に対してのそれではない。

ここを付加価値をゴールにしてしまうと計画や行動の部分の辻褄が合わなくなってしまう。
勉強で言えば試験合格をゴールに設定するとそのための行動が一夜漬けとかになってしまう可能性がある。
それくらい変わってきてしまい、本質から外れてしまう。

じゃあどうしたら良いのか。
付加価値はあくまで目的達成の先にあるものであるのだから
まず目的をはっきりさせること。
そのための計画や行動があってその先に目的達成という結果があって
さらにその先に付加価値がついてくるわけだ。

自分はこの結果の部分に付加価値を持ってきた時に
そこに行き着く工程を語れずにいたことに気づいた。
それもそのはずだ。自分が設定したのは目的ではなく付加価値だから。

先生は頭の良い子に対してもそうでない子に対しても
何のために勉強するのかを説明しなければいけない。
それを相手の頭脳指数に合わせて説明したりしなかったりするのは間違っている。

相手の脳レベルに合わせるために表現は変わるかもしれないが
いずれにしても説明しなきゃならんのだ。

なぜやるのかと
やったことで得られるもの

は同じ「何のために」で質問できるが
どっちを聞かれているのかを判別しなければならないのだ。

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